OKINAWA LIVING 和訳w

FavoriteCafe

2012年08月27日 15:53

当店の貴重な常連様に年に5~6回、本土からお越しくださります、HNがスノバさんという方がいらっしゃいます
色々とご助言をくださったり、差し入れをくださったり、とても親切なおじさまです

今回、OKINAWA LIVINGの当店が載った記事の和訳をしてくださりました

スノバさん、いつも本当にありがとうございます☆

では、取材当日の画像を交えながら紹介します

まずは、ライアンが10辛と闘っているところです



この日の取材はカメラマンと2人で来られました



カメラマンのまじむんそばの撮影が終わったら、早速ライアンが食べ始めます

絶対無理しないでね、とのアドバイスに笑顔で『ダイジョブ!全部食べるから』と応えるライアンでした、が



カメラマンは興味から自分のiPhoneでビデオ撮影を開始しています

そして、志半ばで30分以上行方不明になったライアンの記事がこちらです(前回ブログと同じものです)



これを和訳すると、次のようになります

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調理してくれたシェフの方に目を向けたら、彼は笑った。彼曰く、このそばを最初に食べた2人は気絶してしまって、危うく救急車を呼ぶはめになるとこだったとか。彼はそう言って再び笑った。僕は思わずお腹に手を当て、ちょっと頭がぐらぐらした。今日は僕にとって人生最悪の日になりそうな気がした。麺は僕の舌と有刺鉄線のように絡み、恨みを未だに抱き続けるような元カノのように巻き付いた。くちびるは震え、口の中は炎の剣を持った幽霊に襲われている感じだった。シェフは「これはマジムンそば。これを完食できたらあんたは人間じゃないよ」と言ってまた笑った。そして「でも仮に完食できたとしたら、ブログに載せるよ」と付け加えた。僕は救急車のサイレンがどっか遠くから聞こえてくるような気がしたが、ブログに載ることが妙に光栄に思えて僕は新たな決心を胸に食べ続けた。




徐々に顔からの色が抜け、汗の雫となって手元の緋色のどんぶりにぽとぽと落ちて行き、冷や汗へと変わっていった。髪の毛は束になって抜け落ち、目からは塩ずっぱい敗北の涙がこぼれ落ち、今後男としてまともに生きて行けなくなったような気がした。どうしてこんなことになってしまったんだ?食べ物の存在意義はこんなものじゃなかったはずだ。フォンドュの鍋を囲んで友達を作ったあのころの僕はどこへ行ってしまったんだ?ポテトチップやアイスで休日をゆっくり過ごした自分はどこへ行ってしまったんだ?それらはそもそも僕の妄想に過ぎなかったのか?人間はいつから食事に「痛み」を求めるようになったんだ?




この沖縄そばをここまで辛くしているのは、どんぶりのど真ん中に落とされている辛い肉のキャノンボールだ。辛さは注文をする時にレベル1から10と調整可能だ。僕はレベル10を頼んだ(レベル10を完食すれば、Favorite Cafeのブログに載ることができる)。このそばの辛さというのは、じわじわ沸き上がってくるような辛さで、喉奥にオレンジ色に燃える炭を落とされたような感じで、腸は真夏の太陽の下で加熱される車のハンドルのように熱くなる。鍋が徐々に温まっていくも自分が煮込まれていることに気づかない蛙のごとくぼーっと身動きがとれなくなる。




振り返ってみるとまったく意味がわからない。僕は一度きりの人生で、ただおいしいものを食べ、そして幸せでいたいと思う(その順番で)。自分を痛み付け、自分を苦しませるためにご飯を食べるという概念はどこから来たかは僕にはさっぱりわからない。あなたはもしそれを快感と思う一人であれば、辛いものはたまらなく好きなのだろう。正気を疑うが、あなたにはFavorite Cafeをおすすめする。

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私は、ライアンをいじめようなんてこれっぽっちも思っていないんですけどね

10辛を取材して、私の制止を聞かず、無理矢理全部食べるって言ったのはライアンなんですけど(笑)

読んで大笑いした私です(笑)

ライアン、今度は違うそばも食べに来てね☆
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